厚生労働省:モデル児童館選定について

お知らせ
昨年、国立児童館「こどもの城」の閉館を受け、厚生労働省の社会保障審議会児童部会の下に「遊びのプログラム等に関する専門委員会」 が設置されました。
この専門委員会では、時代の要請に対応した新たなプログラムを実践するモデル児童館を選定(指定)することとなりました。
児童館が下記のようなプログラムを実践して、地域の児童館が果たすべき機能及び役割についての検証、検討することとしています。
企画競争ですので、詳細は、厚生労働省ホームページでご確認ください。
なお、会員児童館、自治体担当者へはメール配信システムで資料等を配信しました。
http://www.mhlw.go.jp/sinsei/chotatu/chotatu/kikaku/2016/04/kk0415-01.html


【概要】
 
1.対象
 
児童福祉法第40条に基づく児童館を設置又は運営する主体
(都道府県、市町村(特別区を含む。 )及び社会福祉法人等)とする。
ただし、児童館を運営して5年に満たない社会福祉法人等を除く。
 
2.事業費 1児童館あたり200万円上限(10分の10国庫補助)
 
3.箇所数 全国20か所程度
 
4.選定の考え方
 
A.こどもの城が開発してきた健全育成のための活動プログラム
の各カテゴリー別7分類とその他の分類を勘案しつつ、 児童館
種別 (大型児童館、 児童センター、 小型児童館他)や所在地
の人口規模、地域バランス等を考慮して、それぞれ2~3か所程度
(合計20か所程度)を選定する。
 
【健全育成のための活動プログラム】
 
(カテゴリー : 運動遊び、 造形遊び、 音楽遊び、 映像 ・ 科学遊び、
 児童文化・ゲーム遊び、 交流 ・ 仲間づくり、 親子遊び ・ 子育て支援、 
 その他)
 
B.児童の遊びを指導する者(児童厚生員)が主体となって展開する
活動プログラムの他に、例えば、障害児支援団体、母親クラブ、
子ども会、子育て支援団体やスポーツ団体などと連携・協力して、
活動プログラムを実践している児童館なども対象とする。
 
C.活動プログラムの実施に当たっては、7分類に必ずしもとらわれることなく、
地域における子どもを取り巻く今日的課題に適切に対応していくことや、
各分類を越えて健全育成に資する活動プログラムなどを展開していくことも
重要な観点であり、
 
ア  発達障害など子どもの特性を踏まえつつ、障害のあるなしに関わらず共に成長していく取組を推進する活動
イ  虐待を受けた子どもや養育が困難な家庭で育った子どもの育ちを支援する活動
ウ  企画の段階から子どもの視点や意見を取り入れて、子どもの参画に主体を置いた活動
エ  子どもの防災意識を高め、自分の身は自分で守る感覚を養う活動
オ  子どもが非日常的な体験を通じて社会性を身につけられる活動
カ  子どもの創造性や発想を豊かにする活動
キ  地域の文化、伝統芸能などの特性を活かした活動
ク  地域の特色の中でその地域ならではの児童館の機能を生かしている活動
ケ  中・高校生を対象にした学習支援、居場所づくりを行う活動
コ  中高生世代の自立を援助する活動
サ  高齢者等との世代間交流の促進を図る活動
シ  妊産婦を対象として、子育てが楽しいと実感できる活動
ス  赤ちゃんとの関わりを通して生命の大切さを学ぶ活動
セ  父親も参加して一緒に楽しめる活動
ソ  国籍が違う子どもや保護者と交流することで、異文化コミュニケーションを実践する活動
等に着目して実施するものを優先的に選定する。
 
 
【本件照会先】
厚生労働省 雇用均等・児童家庭局 総務課少子化総合対策室育成支援係
電話 03-5253-1111(内線 7850・7950・7951)