孤立・酷暑・食の不安からこどもを守る夏へ 「じどうかんもあるよ」全国の児童館から呼びかけへのご協力のお願い

お知らせ

児童館関係者の皆様へ

当財団では、厚生労働省が実施する自殺予防週間(9月10日~9月16日)に向けて、生きづらさを感じているこどもへのメッセージを発信しています。この取組には、毎年、全国の児童館関係者のご理解・ご協力を得て実施しており厚く御礼申し上げます。

■こどもの自殺者数は過去最多、学校の長期休暇明けに増加傾向に

厚生労働省・警察庁の統計によると、2025年の小中高生の自殺者数は532人と過去最多を記録し、特に女子中高生の増加が顕著です。原因は学業や進路といった学校問題に加え、家庭や健康問題も目立ちます。例年、夏休み明けの新学期直前・直後はこどもの自殺者数が増加する傾向にあり、精神的な危機を迎えるこどもへの緊急支援が急務となっています。

 

夏休みから新学期へ、児童館はこどもの命を守る「セーフティーネット」

こども家庭庁が今年5月に夏休みの支援体制強化を自治体へ促した通り、物価高騰による生活環境の悪化や、給食休止に伴う栄養のある食事を十分に確保できないこどもの増加、酷暑による熱中症リスクが懸念されています。こうした中、誰でも無料で自由に立ち寄れる児童福祉施設「児童館」が、こどもの孤立や健康リスクを防ぐ身近なセーフティーネットとして改めて注目されています。各地の児童館では、涼しい居場所の確保や地域の実情に応じた食支援に加え、専門職員による見守りや相談体制を整えてる動きがあります。

■しんどくなっているこどもへ「じどうかんもあるよ」

「じどうかんもあるよ」のメッセージは、「児童館を安心できる居場所の一つとして利用してほしい」という、こどもに寄り添い支援する専門職員の想いから生まれました。こどもの命を守り安心を届けるため、自治体の児童館主管課、各地域の関連施設・関係機関等への取組の周知を図ります。


 

【メッセージ「じどうかんもあるよ」のデータダウンロードはこちらから】


【じどうかんこどもDoまんなかシンボルマークのダウンロードはこちらから】


<「じどうかんもあるよ」実施概要>

・期間:20267月17日(金)916(火)

・内容:

(1)「じどうかんもあるよ」の周知広報

<実施例>

  • ポスターやチラシにして掲示・配布
  • 児童館のお便り(広報紙)や掲示板等に定期的、または繰り返し掲載
  • カードに印刷し、館内や関係施設に設置
  • 各児童館のウェブサイトやSNSで「#(ハッシュタグ)」を付けて発信 等

(2) 各児童館オリジナルメッセージの発信

メッセージカードのデザインや表現・文言にこだわらず、各地域の児童館の状況にあったメッセージを発信

<実施例>

  • 「児童館においで」「必ず力になる」「LINEで相談して」等、
    オリジナルのメッセージに変更
  • ポスターに児童館の地図やQRコードを貼り付け
  • 地域のこどもの居場所マップを作成、配布

    こどもたちがつくる、オリジナルポスター。「スライムつくれるよ」など、こどもならではのメッセージも発信。【東京都多摩市・永山児童館】

(3) 来館のきっかけづくり・居場所づくり

児童館を利用したことがない子どもが、来館しやすくなるようなきっかけづくりや呼びかけを実施

<実施例>

  • 児童館の利用シーンをSNS等で発信
    Wi-Fi利用できる、自習スペースがある、バンドやダンスの練習ができる 等)
  • 初めての利用者向けのウェルカムデーつくり、イベントを開催(入館手続きが不要 等)
  • 中・高校生世代対象のイベントを開催
  • 開館時間を延長(中・高校生世代は21時までなど)

■自殺予防週間について

自殺対策基本法に基づき、毎年910日から16日を「自殺予防週間」と定めて、国、地方公共団体、

関係団体等が連携して啓発活動を推進しています。

 

■こども家庭庁「夏季休業期間中の酷暑対策及び食支援」について

こども家庭庁では関係省庁と連携し、全国の自治体に対して夏季休業期間中のこどもを切れ目なく支える取組を実施するようを呼びかけています

<実際の取組事例> 

中・高校生世代の居場所づくり(東京都江東区・亀戸児童館)

日曜日以外は毎日19時まで開館しており、毎週水曜日には無料でドリンクを提供したり、夏休み中はお祭りや花火のイベントも予定しています。江東区では区内の17カ所の児童館で中・高生世代が過ごしやすい環境を整えており、全館Wi-Fi完備で、17時以降は中高生優先の遊びやスペースもあります。

 

不登校支援および中・高校生世代の居場所づくり(名古屋市・緑児童館)

館内に不登校の小中学生を対象とした専用の部屋を用意し、平日日中の新たな居場所として活用しています。部屋では自由に過ごすことができ、常駐する専門職員が見守り、相談対応もします。今年度から市内4カ所の児童館で実施されています。毎週木・金・土曜日に20時まで延長開館し、中高生世代が利用可能です。

 

中・高校生世代の食堂(仙台市・八本松児童館)

今年度から新たに、こども食堂ならぬ「中高生世代食堂」をスタートしました。友達や児童館職員とおにぎりを楽しく食べられ、リラックスできる居場所を目指しています。毎週火・木曜日と月1回土曜日の1719時までは中・高校生世代だけが利用可能で、訪れたこどもたちは今日あったできごとや部活や勉強のことを話したり、バドミントンや卓球・ダーツをしたり、思い思いに過ごしています。

こどもへの食事提供(沖縄県浦添市・森の子児童センター)

通常の開館時間は10時~18時ですが、毎週火曜・木曜日には中・高校生世代向けに18時~20時まで夜間開放を実施しており、この時間におにぎりなど軽食を提供しています。「今日は何のおにぎり?」と楽しみに訪れるこどももいます。夏休みなど長期休みには週に3回、年齢問わず昼食の提供を地域ボランティアの方々に協力いただきながら実施しています。

涼しい居場所の提供(各児童館)

自治体によっては、危険な暑さから身を守り一時的に休憩できる「クーリングシェルター(指定暑熱避難施設)」に児童館も登録されており、休憩所としての利用を促しています。

(環境省「熱中症予防サイト)

※その他、児童館が全国で実施する夏休みイベントは、「こどもまんなかなつやすみ(こども家庭庁)」からご確認いただけます。


・主催:一般財団法人 児童健全育成推進財団

・協力:全国児童館連絡協議会、全国児童厚生員研究協議会


※本企画は厚生労働省の「自殺予防週間の主な取組について」において、関係団体の取組として登録されています。

【みなさんの取組をお知らせください!】
児童館を利用したことがないこどもが来館しやすくなるようなきっかけづくり、呼びかけをしている事例を募集しています。
必ずしも『じどうかんもあるよ』のメッセージを活用している必要はありません。呼びかけの方法、イベントの開催、来館児童が呼びかけポスターを作成など、取組がございましたらフォームよりお知らせください。
※広報媒体(WEB含む)に掲載される際は必ず情報提供元に事前確認をいたします。

こどもの相談(そうだん)窓口(まどぐち) (無料(むりょう))


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プレスリリース  R08.07.15

孤立・酷暑・食の不安からこどもを守る夏へ「じどうかんもあるよ」全国の児童館から呼びかけ